
「学校を卒業した後、この子に合う場所はあるのだろうか」「毎日家の中にいるけれど、社会と関わる機会をつくってあげたい」——そんな思いを胸に抱えながら、毎晩眠れない夜を過ごしているご家族の方は、決して少なくありません。
焦る気持ち、申し訳なさ、そして「もっといい方法があるのではないか」という漠然とした不安。それはとても自然な感情です。でも、一歩踏み出した先に、想像以上に明るい景色が広がっていることもあります。
この記事では、神奈川県小田原市を拠点に障がいを持つ方の自立と社会参加を支える株式会社Preferlinkの取り組みを通して、「働くこと」「暮らすこと」が生活にどんな変化をもたらしたのか、その実態をていねいにお伝えします。
「作業所って、毎日同じ単純作業を黙々とこなす場所でしょ?」——そう思っていた方は、多いのではないでしょうか。実は、これはとてもよくある誤解のひとつです。
Preferlinkが運営する就労継続支援B型事業所「レインボーワークスタジオ」では、きのこの栽培・販売を主な作業として取り入れています。種駒の打ち込み、水やり、収穫、袋詰め、販売準備——それぞれの工程に、異なる得意分野が活きます。
「単純作業の繰り返し」ではなく、自分の個性と得意なことが、チームの中で自然と役割になる——そういう環境が、レインボーワークスタジオにはあります。
きのこは育てた分だけ目に見える形で成長し、収穫して実際に誰かの手に渡ります。「自分が育てたものが、社会に出ていく」という体験は、「自分にもできることがある」という自信に、まっすぐつながっていきます。
「毎日通えるか心配」「体調が不安定でも大丈夫かな」——利用を考えるとき、こうした不安が先に立つのは当然のことです。
レインボーワークスタジオでは、最初から「フル参加」を求めません。本人のペースや体調に合わせて、週1日・1時間程度のスタートも可能です。小さな一歩から始め、慣れてきたら少しずつ通う日数や時間を増やしていく——そういうステップアップを、スタッフが一緒に考えてくれます。
体調が不安定な日があっても、スタッフが状況を見ながら作業内容を調整します。「今日は少し休もう」と言える雰囲気があることが、長く続けられる理由のひとつです。
そして、どんなに小さなことでも「できた」瞬間をスタッフがきちんと見て、言葉にして伝えます。その積み重ねが、本人の自己肯定感を少しずつ高めていきます。「ほめられること」ではなく、「自分の変化に気づけること」——それが自立への、最初の一歩になります。
就労支援と並んで、多くのご家族が頭を悩ませるのが「将来の住まい」の問題です。「自分たちが動けなくなったとき、この子はどこで暮らすの?」——この問いに、答えを出すのはとても難しい。
Preferlinkでは、就労支援と合わせて障がい者グループホーム「なないろホーム」も運営しています。グループホームとは、少人数で共同生活を送りながら、スタッフのサポートのもとで自立した生活スキルを身につけていく住まいの形です。
「暮らす場所(なないろホーム)」と「働く場所(レインボーワークスタジオ)」の両方が整うことで、生活全体にリズムが生まれ、本人が「今日も行きたい」と思える毎日につながっていきます。
ご家族にとっても、「プロのスタッフが日常を支えてくれている」という安心感は、長年背負ってきた心の重さをやわらげてくれます。
株式会社Preferlinkが掲げる理念は、「FIND YOUR COLOR(暮らし・仕事・楽しみの中にあなたの色を一緒に探す)」です。
障がいを持つ方に「この仕事をこなしてください」と型にはめるのではなく、その人が持っている個性・得意なこと・好きなことを一緒に見つけ、それが生きる形を探していく——そういうスタンスが、すべての支援の根っこにあります。
「障がいを持つ方と社会をつなぐかけ橋になる」という姿勢は、きのこ栽培という具体的な仕事を通じて社会とつながる機会をつくること、グループホームで安心できる住まいを提供することの両方に、一貫して表れています。
あなたの色は、まだ名前がついていないだけかもしれない。
一緒に、探しませんか。
まずは「話を聞いてもらうだけ」でも構いません。利用を決める前に、見学や個別相談の機会を設けています。施設の雰囲気を実際に見て、スタッフと話してみてから、ご判断ください。
「まだ決めていないけど、話だけ聞きたい」という段階でも大歓迎です。一人で抱え込まず、まず声に出してみることが、最初の一歩になります。

あなたの選ぶ 社会へのかけ橋
障がいを持つ方と社会をつなぐ“かけ橋”となり、一般社会の中で活躍するための継続的な支援を実施しています。