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障がい者の経済的自立への道〜就労支援と作業所の重要性

こんにちは。今回は、障がいを持つ我が子の将来について、私たち家族がずっと抱えていたモヤモヤと、そこから一歩踏み出したときの話をさせてください。

正直なところ、「親がいなくなった後、この子はどうやって生活していくんだろう?」「お金のことは大丈夫かな?」と、夜眠れなくなるくらい心配したことはありませんか?私も以前はそうでした。「自立」なんて、夢のまた夢だと思っていたんです。

でも、ご縁があって株式会社Preferlinkが運営する就労継続支援B型「なないろのワークス」に通い始め、グループホーム「なないろの空」での生活をスタートさせてから、その景色がガラッと変わりました。あんなに不安だった将来が、今では少し楽しみにさえ思えるようになったんです。

「働くって楽しいんだ」と笑う息子の顔を見たとき、肩の荷がふっと軽くなったのを覚えています。この記事では、私たちが実際に体験して感じた、作業所での仕事やグループホームでの暮らし、そして少しずつ見えてきた経済的自立への道のりについて、ありのままにお話ししますね。同じような悩みを持つご家族にとって、少しでもヒントになれば嬉しいです。

1. 正直どうなるか不安だった…私たちが抱えていた将来のお金と生活の悩み

特別支援学校を卒業した後、あるいは事故や病気で障がいを抱えることになった時、当事者やその家族が最初に直面するのは「この先、どうやって生きていけばいいのか」という漠然とした、しかし巨大な不安です。ニュースや福祉の現場で頻繁に耳にする「親亡き後」の問題は、決して他人事ではありません。保護者が元気なうちは生活を支えられても、高齢になったり病に倒れたりした瞬間、生活の基盤が崩れてしまう恐怖は、多くのご家庭が抱えている共通の悩みです。

現実的なお金の問題に目を向けると、その不安はより具体的になります。障害基礎年金を受給できたとしても、それだけで家賃、光熱費、食費、通信費、そして将来への備えを全て賄うことは、現在の日本の物価水準では非常に困難です。「毎月の収支が赤字になったらどうしよう」「兄弟や親戚に金銭的な負担をかけたくない」というプレッシャーは、精神的な安定を大きく損なう要因となります。

また、経済的な面だけでなく、「社会とのつながり」が断たれてしまうことへの恐怖も深刻です。一般企業への就職活動(一般就労)が上手くいかず、かといって自宅にずっと引きこもっていると、社会的な役割を失ったような孤独感に苛まれます。「自分には何ができるんだろう」「誰からも必要とされていないのではないか」という自己肯定感の低下は、生活をする活力を奪いかねません。

私たちは皆、ただ単にお金が欲しいだけでなく、誰かの役に立ち、自分の力で生活をコントロールしているという「自立の実感」を求めています。しかし、就労支援や作業所といった福祉サービスの詳細を知るまでは、その道筋が全く見えず、暗闇の中で立ち尽くしているような感覚に陥っていました。将来の生活設計が見えない焦りこそが、私たちが抱えていた最大の悩みだったのです。

2. なないろのワークスに通ってびっくり!「働く楽しさ」で変わった息子の顔つき

以前は一日中自室に閉じこもり、家族と目を合わせることも少なかった息子。将来への不安で親の私が押しつぶされそうになる日々でしたが、就労継続支援事業所である「なないろのワークス」との出会いが状況を一変させました。通所を始める前は、「どうせ自分には何もできない」と投げやりな態度を見せていたにもかかわらず、通い始めて数ヶ月が経つ頃には、別人のように生き生きとした表情を見せるようになったのです。

この劇的な変化の理由は、単に「仕事がある」というだけではありませんでした。事業所では、個々の障がいの特性やペースに合わせた作業内容が用意されており、息子にも無理なく取り組める封入作業や軽作業が割り当てられました。スタッフの方々が小さな成功体験を一つひとつ丁寧に褒めてくれたことで、「自分も社会の役に立っている」「必要とされている」という自己肯定感が大きく育まれたのだと感じています。

朝、自分から起きて身支度を整え、「行ってきます」と元気な声で家を出る。そんな当たり前の日常が戻ってきたことに、言葉では言い表せない喜びを感じます。初任給として頂いた工賃を誇らしげに見せてくれた時の笑顔は、一生忘れられないでしょう。就労支援や作業所という場所は、単にお金を稼ぐための場所ではなく、社会との繋がりを実感し、働く楽しさを通じて「生きる力」を取り戻すための重要なステーションなのだと確信しました。障がい者の自立において、こうした個性を尊重してくれる事業所の存在は、本人だけでなく家族にとっても大きな希望の光となります。

3. 自分のペースでOKだから続けられる、無理なくステップアップできた理由

障がいのある方が経済的自立を目指す過程で、多くの人が直面するのが「継続すること」への不安です。一般企業での就労経験がある方の中には、フルタイム勤務や複雑な人間関係、そして何より「休んではいけない」というプレッシャーによって心身のバランスを崩し、離職してしまったというケースが少なくありません。そうした中で、就労継続支援事業所や作業所が大きな役割を果たしているのは、徹底して「個々のペース」を尊重した環境が整っているからです。

なぜ作業所を利用することで無理なくステップアップができるのか、その理由は主に3つの柔軟な仕組みにあります。

まず1つ目は、「スモールステップでの参加が可能」である点です。就労継続支援B型事業所などを例に挙げると、最初から週5日、朝から夕方まで働く必要はありません。体調に合わせて「週に1回、1時間だけ」という通所からスタートできる事業所が多く存在します。体調が優れない日は無理をせず休み、調子が良いときは少し作業時間を延ばしてみる。この調整ができることで、「行かなければならない」という強迫観念から解放され、結果的に長く通い続けることが可能になります。

2つ目は、「失敗が許容される安心感とサポート体制」です。一般就労の現場ではミスが許されにくい場面もありますが、就労支援の現場には専門の支援員が常駐しています。作業でうまくいかないことがあっても、それは能力不足ではなく「自分に合った方法が見つかっていないだけ」と捉え、支援員と一緒に工夫して解決策を探ることができます。例えば、マニュアルを視覚的に分かりやすく作り直したり、集中しやすい静かな座席を確保したりといった環境調整が行われます。この「守られた環境」で小さな成功体験を積み重ねることが、働くことへの自信を取り戻す大きな鍵となります。

3つ目は、「段階的なキャリアパス」が用意されていることです。まずはB型事業所で生活リズムを整えながら軽作業を行い、自信がついたら雇用契約を結ぶA型事業所へ、そして最終的にはハローワークや就労移行支援事業所と連携して一般就労へ、といった具合に、階段を一段ずつ登るように目標を設定できます。いきなり高いハードルを越えようとするのではなく、今の自分が超えられる高さを確実にクリアしていくプロセスこそが、挫折を防ぎ、確実な経済的自立へと繋がっていくのです。

このように、就労支援や作業所は単なる「作業をする場所」ではなく、自分のペースを守りながら社会との接点を持ち続け、次のステージへ進むための力を蓄えるための重要なプラットフォームです。焦らず、自分の歩幅で進むことこそが、実は経済的自立への一番の近道だと言えるでしょう。

4. 親元を離れてグループホームへ、なないろの空で見つけた仲間との温かい暮らし

障がいを持つ方が経済的自立を目指すうえで、就労支援と同じくらい重要なのが「生活の場の確保」です。長年過ごした親元を離れ、地域の中で自立した生活を送るための選択肢として、グループホーム(共同生活援助)が大きな役割を果たしています。特に、親が高齢になり「親亡き後」の生活をどうするかという課題は、多くのご家族にとって切実な悩みです。しかし、グループホームへの入居は単なる親離れ以上の価値をもたらします。それは、同じような境遇の仲間と出会い、社会とのつながりを実感できる新たな居場所を見つけることでもあります。

グループホーム「なないろの空」での生活を例にとると、そこには不安を安心に変える温かい日常があります。入居当初は、環境の変化に戸惑いや寂しさを感じる方も少なくありません。しかし、世話人や支援スタッフによるきめ細やかなサポートと、共同生活を送る仲間たちの存在が、次第に心の緊張をほぐしていきます。朝起きて挨拶を交わし、栄養バランスの取れた食事を共に囲む。そうした当たり前の生活リズムが整うことで、精神的な安定が得られ、日中の就労継続支援事業所や作業所での仕事にも前向きに取り組めるようになるのです。

「なないろの空」という名前が示すように、ここには一人ひとりの個性という色が集まり、互いに尊重し合う空気が流れています。休日にはリビングで趣味の話に花を咲かせたり、地域のイベントに参加したりと、家族以外の人との関係性を築く中でコミュニケーション能力も自然と磨かれていきます。孤立しがちな障がい者が、仲間と共に支え合いながら暮らすことは、社会生活を送る上での大きな自信につながります。

経済的自立は、安定した生活基盤があってこそ成り立ちます。親元を離れてグループホームで暮らすことは、自律心を養い、自分の人生を自分で選択していくための第一歩です。就労支援で得た賃金を自分の生活費や趣味に使い、仲間と笑い合って暮らす。そんな人間らしい豊かな生活を実現するために、グループホームは単なる住居以上の、人生を彩る大切なステージとなっています。

5. 焦らずゆっくりで大丈夫。ここを利用して見えてきた経済的自立への希望

将来に対する漠然とした不安、特に「経済的な自立」という言葉にプレッシャーを感じてしまうことはありませんか? 周囲と同じように働けない自分を責めたり、焦って無理をして体調を崩してしまったりすることは、就労を目指す過程で誰しもが経験する壁かもしれません。しかし、就労継続支援事業所や就労移行支援といった福祉サービスは、まさにそうした不安を抱える人たちが、自分のペースで社会参加への階段を上っていくための場所です。

これらを利用することで見えてくる最大の希望は、「スモールステップでの成功体験」を積み重ねられる点にあります。いきなり一般企業でフルタイム勤務を目指すのはハードルが高くても、週に数回、短時間の軽作業からスタートすることで、生活リズムが整い、働くための基礎体力が養われます。作業所での活動を通じて、「自分にもできることがある」「誰かの役に立っている」という実感を得ることは、失いかけていた自信を取り戻す大きなきっかけになります。

また、専門のスタッフが常駐している安心感も見逃せません。仕事上の悩みだけでなく、生活面の困りごとや体調管理についても相談できる環境があるため、孤立することなく前に進むことができます。実際に、就労継続支援B型事業所でのリハビリを経て就労継続支援A型へステップアップし、最終的にはハローワークや障害者就業・生活支援センターと連携して一般企業への就職を果たしたという事例は数多く存在します。

経済的自立とは、決して高収入を得ることだけを指すのではありません。自分自身の力で社会と関わり、対価を得て、自分の人生を選択できる状態になることです。その道のりは一直線ではないかもしれませんが、支援機関を有効に活用することで、確実にゴールへと近づくことができます。焦らず、ゆっくりでも大丈夫です。今日の一歩が、未来のあなたの自立した生活へとつながっています。まずは見学や相談から始めて、あなたに合った場所を見つけてみましょう。