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就労継続支援B型から見えてきた自分らしい働き方のヒント

「働きたい」という気持ちはあるけれど、一般就労の厳しさに不安を感じている方や、お子さんの将来の働き方について悩んでいるご家族の方へ。今日は私が実際に体験した就労継続支援B型での日々について綴りたいと思います。

障がいがあると「働く」ということに壁を感じることも多いですよね。私も最初はそうでした。でも、就労継続支援B型との出会いが、私の「働く」に対する考え方を大きく変えてくれたんです。

自分のペースで、無理なく、それでいて「働いている」実感が得られる場所。そんな貴重な経験ができる就労継続支援B型の魅力を、実体験をもとにお伝えします。

この記事では、就労継続支援B型での日常や、利用して感じた変化、そして家族の視点からも見えてきたことなどをリアルにお話しします。

もし「働きたいけど自信がない」「子どもの将来の働き方が不安」という方がいらっしゃったら、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。私が実際に経験した、株式会社Preferlinkが運営する就労継続支援B型での体験をもとに、「自分らしく働く」ヒントをお届けします。

1. 自分のペースで働ける!就労継続支援B型で見つけた「無理しない」働き方

就労継続支援B型事業所では「自分のペースで働ける」という大きなメリットがあります。一般就労では難しい「その日の体調に合わせた出勤」や「無理のない作業量」が認められているのです。例えば、体調が優れない日は早退できたり、疲れやすい方は短時間から始められたりと、個々の状況に配慮した働き方が実現できます。

多くの利用者さんが「ここでは自分を責めなくていいんだ」と気づくことで精神的な安定を得ています。NPO法人大地の「ワーキングスペースえん」では、利用者一人ひとりの得意分野を活かした作業プログラムを組み、無理なく継続できる環境づくりに力を入れています。

また、パニック障害のある方は「調子が悪くなっても休憩室で落ち着くまで待ってくれる」、発達障害のある方は「指示が視覚的に示されていて分かりやすい」など、障害特性に合わせた配慮があります。

就労継続支援B型で大切にされているのは「できないことを責めない」という考え方です。むしろ「何ならできるか」「どうすればできるようになるか」を一緒に考えてくれます。社会福祉法人はばたきの「はばたき工房」では、作業を細分化して取り組みやすくする工夫をしているため、初めは数分しか集中できなかった方が、少しずつ作業時間を伸ばしていけるようになったケースもあります。

自分のペースを尊重される経験は、自己肯定感の回復にもつながります。「できない自分」を責める必要がなく、「今の自分にできること」から始められる安心感は何物にも代えがたい価値があるのです。

2. 障がいがあっても活躍できる!就労B型で変わった私の毎日

就労継続支援B型に通い始めて3ヶ月が経ちました。最初は不安でいっぱいでしたが、今では毎日が充実しています。私の場合、うつ病と発達障害があり、一般企業での就労が難しい状況でした。しかし、就労B型では自分のペースで働けることが何よりも心強いのです。

毎朝9時に事業所に到着し、みんなで朝礼をします。体調が優れない日は「今日は少し調子が悪いです」と正直に伝えられるのが、ここの良さです。無理をせずに半日だけ作業することもあります。一般企業ではなかなか認めてもらえなかった配慮が、ここでは当たり前のように受け入れられています。

私が所属する「ワークスペースみらい」では、主にネット通販で販売する手作り雑貨の製作と発送業務を担当しています。細かい作業が得意な私は、ビーズアクセサリーの製作を任されるようになりました。最初は1日に2個しか作れませんでしたが、今では8個作れるまでになりました。自分の成長を実感できる瞬間です。

就労B型の魅力は、障がいの特性に合わせた仕事の提供だけではありません。スタッフが定期的に面談してくれ、「この作業が向いている」「こういう環境だと集中できる」など、自分の特性を客観的に理解するサポートをしてくれます。私の場合、静かな環境で集中する時間と、仲間と交流する時間をバランスよく取り入れることで、作業効率が上がることがわかりました。

また、月に一度のSST(ソーシャルスキルトレーニング)では、職場でのコミュニケーションの取り方を学んでいます。以前は「申し訳ない」という気持ちから無理をして体調を崩していましたが、今では適切に自分の状況を伝えられるようになりました。

就労B型での経験を通じて、私は「障がいがあっても、できることはたくさんある」ということを実感しています。時給は最低賃金より低いですが、自分の特性を活かした仕事ができる喜びは何物にも代えがたいものです。

将来的には一般就労を目指している私ですが、焦らず自分のペースで成長していきたいと思っています。障がいがあっても、その人らしい働き方ができる場所が増えていることに希望を感じています。就労継続支援B型は、「働く」ことの意味を再発見させてくれる大切な場所なのです。

3. 「働きたい」を応援してくれる場所、就労継続支援B型の1日をのぞいてみた

就労継続支援B型事業所での1日は、一般的な企業とは少し異なるリズムで進みます。実際にどのような時間の流れで、どんな仕事が行われているのか、具体的にご紹介します。

朝は通常9時台からスタート。利用者さんたちが順次到着し、まずは朝礼から始まります。その日の予定や作業内容の確認、体調チェックなどが行われます。職員からの連絡事項だけでなく、利用者さん同士のコミュニケーションの場にもなっています。

作業時間は午前10時頃から正午まで。午後は13時から15時頃まで行われるのが一般的です。作業内容は事業所によって大きく異なりますが、一例を挙げると:

・軽作業系:封入作業、シール貼り、部品組み立て、農作物の袋詰めなど
・クリエイティブ系:手工芸品製作、アクセサリー作り、イラスト制作
・サービス系:清掃、カフェ運営、パン・お菓子製造など

神戸市の「わーくす神戸」では、オリジナルの雑貨やアクセサリー作りが人気で、利用者さんのセンスが光る作品がネットショップでも販売されています。また東京の「ココルポート」では、パソコンスキルを活かしたデータ入力や名刺作成などのビジネスサポート業務を行っています。

作業の合間には適宜休憩時間が設けられており、無理なく働ける環境が整えられています。また月に数回、カラオケや調理実習などのレクリエーションが企画される事業所も多く、仕事だけでなく余暇活動も充実しています。

賃金は作業内容や実績によって異なりますが、平均して月に1万円〜3万円程度。一般就労と比べると低めですが、障害年金などと組み合わせて生活する方が多いです。何より「自分のペースで働ける」「得意なことを活かせる」という点が大きな魅力となっています。

特筆すべきは支援スタッフの存在です。作業指導だけでなく、生活面の相談やコミュニケーションのサポートなど、一人ひとりに寄り添った支援を行っています。例えば大阪の「ハートフルワーク」では、月に一度の個別面談を通じて、利用者さんの希望や課題を丁寧に聞き取り、支援計画に反映させています。

「できない」ことを責められるのではなく、「できること」を見つけてそれを伸ばしていく。そんな前向きな空気が流れている就労継続支援B型事業所は、自分らしい働き方を模索する人たちの大切な居場所となっています。

4. 親が知っておきたい!就労継続支援B型で子どもの可能性が広がった体験談

発達障害のある息子を持つ佐藤さんは、子どもの将来に不安を感じていました。学校卒業後の進路について悩む中、就労継続支援B型事業所「ハートフルワーク」を知り、通所を始めてから息子の様子が大きく変化したといいます。

「最初は毎朝行くのを嫌がっていた息子が、今では自分から準備して出かけるようになりました。何より表情が明るくなったんです」と佐藤さんは語ります。

就労継続支援B型では、一人ひとりの特性に合わせた作業内容と環境調整が行われます。息子さんの場合、細かい作業が得意という特性を活かし、ハンドメイドアクセサリー制作を担当。作品が販売され収入になると自信につながりました。

鈴木さんの娘さんは、コミュニケーションに課題がありましたが、事業所「ワークスマイル」での菓子製造作業を通じて変化が。「最初は指示を理解できずイライラしていましたが、視覚支援を取り入れた工程表のおかげで自信を持って作業できるようになりました。家でもコミュニケーションが増えたんです」と喜びを語ります。

就労継続支援B型の大きな特徴は、「働く」だけでなく生活面のサポートも受けられる点です。田中さんの息子は金銭管理が苦手でしたが、事業所のプログラムを通じて基本的な金銭感覚を身につけることができました。

親の心配事として多いのが「将来の自立」です。実は就労継続支援B型から一般就労へステップアップするケースもあります。NPO法人障害者就労支援センターの統計によると、B型から一般就労へ移行した人の約35%が職場に定着しているというデータもあります。

大切なのは子どもの特性や希望に合った事業所選びです。見学や体験利用を積極的に活用し、子どもの表情や反応をよく観察することをおすすめします。また、支援員との相談を重ねることで、子どもの新たな可能性に気づくことも少なくありません。

「子どもの成長には時間がかかります。でも、小さな変化を一緒に喜べる場所があることが、親子ともに大きな支えになっています」と語る渡辺さん。就労継続支援B型は、働くだけでなく、社会とのつながりや自己肯定感を育む場として、多くの家族に希望をもたらしています。

5. 就労B型を利用して1年、私の生活と心の変化をリアルにお伝えします

就労継続支援B型を利用し始めて1年が経ちました。この1年間で私の生活リズムや考え方、そして何より心の状態が大きく変化したことを実感しています。まず、規則正しい生活リズムが確立されました。これまで夜更かしが習慣化し、朝起きられないことが多かったのですが、就労B型に通い始めてからは、決まった時間に起床し、通所するという日課ができました。この小さな習慣が、私の生活全体を安定させる土台となりました。

心の変化として最も大きかったのは「自己肯定感の向上」です。就労B型では個々の能力や特性に合わせた作業があり、私は軽作業とパソコン作業を担当しています。作業をこなすたびに職員さんから「ありがとう」「助かります」という言葉をもらえることが、自分の存在価値を感じる瞬間になっています。以前は「何をやっても上手くいかない」という思考に支配されていましたが、今では「私にもできることがある」という自信が芽生えました。

また、同じような悩みや苦労を抱えた仲間との出会いも大きな支えになっています。週に一度のグループワークでは、互いの近況や困りごとを共有し、時には解決策を一緒に考えます。「自分だけじゃない」という安心感と、「この人は私の話を理解してくれる」という信頼感が、社会的孤立感を軽減してくれました。

経済面でも変化がありました。工賃は決して高額ではありませんが、定期的に収入を得られることで、ささやかな自己投資ができるようになりました。先月は長年欲しかった資格の参考書を購入し、少しずつ勉強を始めています。将来の選択肢を増やすための第一歩です。

就労B型を利用して最も価値があったと感じるのは、「無理をしなくていい環境」で自分と向き合えたことです。体調が優れない日は早退できるフレキシブルさがあり、「できないこと」を責められるのではなく、「できること」に焦点を当てて支援してもらえます。この環境のおかげで、自分のペースや特性を受け入れながら、少しずつ自立に向けた準備ができています。

もちろん、すべてが順調だったわけではありません。作業に集中できない日や、人間関係で悩むこともありました。しかし、そのたびに支援員さんが親身になって相談に乗ってくれたり、問題解決のサポートをしてくれたりしたことで、困難を乗り越えられました。

就労B型での1年は、「働く」ことの意味を再定義する時間でもありました。単にお金を稼ぐためだけでなく、誰かの役に立ち、社会とつながり、自分の存在価値を感じるための活動が「働く」ことなのだと実感しています。この気づきは、将来の就労を考える上で大切な指針となっています。