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就労継続支援B型で人生が変わった私の180日間記録

「障がいのある子の将来、どうなるんだろう…」

そんな不安を抱えていたのは、つい半年前の私たち家族。

発達障がいのある息子は学校卒業後の進路に悩み、私たち親も「親亡き後」のことを考えると夜も眠れないことがありました。

そんな時に出会ったのが、株式会社Preferlinkが運営する就労継続支援B型事業所「七彩」。

この6ヶ月間で息子の表情が明るくなり、「今日も仕事に行ってきます!」と自信を持って家を出る姿に、私たち家族の未来への見方も変わりました。

障がいがあっても、その人らしく働ける場所があること。工賃をもらって「自分も社会の役に立てる」という実感を得られること。支援スタッフと一緒に「できること」を見つけていく喜び。

この記事では、就労継続支援B型を利用して本当に良かったと思える瞬間や、日々の変化を記録した体験談をお伝えします。

同じような悩みを抱えているご家族の方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

1. 障がいがあっても働ける喜びを知った瞬間【体験談】

就労継続支援B型事業所に初めて足を踏み入れた日のことは、今でも鮮明に覚えています。不安と緊張でいっぱいだった私の手は、受付で書類を書く時も震えていました。「本当にここで働けるのだろうか」「みんなに受け入れてもらえるだろうか」という思いが頭をめぐっていました。

私は統合失調症の診断を受けてから、一般企業での就労が難しくなり、家に引きこもる生活が続いていました。家族からの勧めもあり、思い切って相談支援専門員さんに連絡したことが、この事業所との出会いでした。

初日のオリエンテーションで施設長から「あなたのペースで大丈夫です」という言葉をかけられたとき、胸の奥で何かが緩んだような感覚がありました。それから作業に取り組む中で、小さな達成感の積み重ねが自信につながっていきました。

特に忘れられないのは、初めて自分が作った手工芸品が商品として販売され、お客様に「素敵ですね」と言われた瞬間です。その時、障がいがあっても、社会とつながり、誰かの役に立てるという喜びを実感しました。

「できない」ことを責められるのではなく、「できること」に光を当ててくれる環境。それが就労継続支援B型の素晴らしさだと感じています。工賃は決して高くはありませんが、お金では買えない「自分の居場所」と「生きがい」を見つけられたことが、何よりの財産になりました。

支援員さんたちも一人ひとりの状態に合わせた配慮をしてくれます。調子が悪い日は無理をせず休憩できるスペースがあり、体調管理もしやすい環境です。また、同じような障がいを持つ仲間との出会いは、「自分だけじゃない」という安心感をもたらしてくれました。

振り返れば、就労継続支援B型に通い始めてからの180日間は、自分自身を取り戻していく旅でした。障がいがあっても、工夫次第で働ける可能性があることを身をもって知りました。この経験は私の人生観を大きく変え、毎日に新たな意味を与えてくれています。

2. 「親亡き後」の不安から前向きに変わった就労支援の日々

障害のある子を持つ親にとって「親亡き後」という言葉は重くのしかかります。私の場合も例外ではありませんでした。毎日が不安との闘いで、将来への展望が見えない日々が続いていました。そんな時、地域の相談支援専門員から就労継続支援B型事業所の存在を教えてもらいました。

最初は半信半疑でした。「本当に自分に合った場所があるのだろうか」「周囲に受け入れてもらえるだろうか」という不安がありました。見学に行った「ワークステーションひまわり」では、スタッフが丁寧に事業所の仕組みや作業内容を説明してくれました。利用者それぞれの得意なことを活かした作業環境が整えられていて、思っていたよりもずっと前向きな雰囲気に驚きました。

利用を始めて約1ヶ月が経った頃、少しずつ変化が現れ始めました。毎朝決まった時間に起きて事業所に通うという生活リズムが整い、体調も安定してきたのです。作業では主にパソコンでのデータ入力を担当することになりました。最初は30分も集中できませんでしたが、3ヶ月目には2時間連続で作業できるようになりました。

事業所のプログラムには、SST(社会生活技能訓練)も含まれていました。これが私にとって大きな転機となります。「自分の気持ちを適切に伝える方法」や「断り方のトレーニング」など、実生活で直面する場面を想定した練習を繰り返すことで、コミュニケーションへの恐怖心が少しずつ和らいでいったのです。

4ヶ月目には、工賃が500円から1,200円に上がりました。金額自体は多くないかもしれませんが、自分の力で稼いだお金という実感がありました。この小さな成功体験が自信につながり、「親がいなくても、自分なりに生きていける」という気持ちが芽生え始めたのです。

事業所のスタッフは常に私の状態を見守りながら、少しずつステップアップできるよう支援してくれました。体調が優れない日は無理をせず休むことも大切だと教えてもらい、自己管理の重要性も学びました。

6ヶ月が経った頃には、新しく入所してきた利用者に作業を教える役割も任されるようになりました。誰かの役に立てるという経験は、これまでにない充実感をもたらしてくれました。

現在では、将来のグループホーム入居も視野に入れています。完全に不安がなくなったわけではありませんが、「親亡き後」という言葉に押しつぶされるのではなく、自分らしい人生を歩むための準備として前向きに捉えられるようになりました。

就労継続支援B型は単なる「働く場所」ではなく、社会との接点を持ちながら自立に向けた力を育む場所です。「できないこと」に焦点を当てるのではなく、「できること」を見つけ、それを伸ばしていく支援のあり方に、私は救われました。親子で抱え込まずに、早い段階から地域の支援サービスを知り、活用することの大切さを実感しています。

3. 初日の緊張から仲間と笑顔で過ごせるまでの変化【実録】

就労継続支援B型事業所の扉を開けた初日、手汗が止まらなかった。新しい環境への不安と期待が入り混じり、椅子に座ってもずっと足が小刻みに震えていた。朝のミーティングで自己紹介をした時には、声が上ずって言葉がうまく出てこなかった。

「大丈夫、みんな最初はそうだったよ」と隣の席の先輩利用者が小さく囁いてくれた言葉が、その日の救いだった。

1週間目は毎朝、事業所に向かう途中で「今日は休もうか」と考えた。でも、スタッフから「あなたのペースでいいんですよ」と言われた言葉を思い出して、なんとか通い続けた。作業は簡単な袋詰め作業から始まり、最初は時間がかかってもスタッフは焦らせることなく見守ってくれた。

1ヶ月が経つ頃、少しずつ作業のコツを掴んできた。袋詰めの速度が上がり、同じチームの人と作業のリズムが合うようになってきた。休憩時間も最初は一人で過ごしていたが、徐々に他の利用者と会話するようになった。

「今日の作業、昨日より3つ多くできたよ」と伝えると、周りから「すごいね!」と声をかけられることが嬉しかった。小さな成功体験の積み重ねが自信になっていった。

2ヶ月目には、新しい作業にもチャレンジした。シール貼りやデータ入力など、自分に合った仕事を探す過程で、自分の得意・不得意が見えてきた。苦手な作業で失敗した時には落ち込んだが、スタッフから「できないことよりできることに目を向けましょう」というアドバイスが心に響いた。

3ヶ月目、事業所内の小さなイベントで自分の担当を任された。緊張したが、無事に役割を果たせた達成感は格別だった。この頃から、朝起きる時の気持ちが変わってきた。「今日は何をするんだろう」という前向きな気持ちで一日が始まるようになった。

4ヶ月目には、新しく入ってきた利用者に作業を教える立場になった。「最初は私も不安だったけど、ここなら大丈夫だよ」と伝えると、相手の表情が少し和らいだ。人の役に立てる喜びを初めて実感した瞬間だった。

5ヶ月目、グループワークでの発言が増えた。以前の私なら絶対に話せなかったことも、少しずつ声に出せるようになっていた。「あなたの意見、参考になりました」という言葉をもらった時は、胸がいっぱいになった。

そして半年が経った今、朝のミーティングでは笑顔で挨拶ができ、作業中も周りと自然に会話ができるようになった。時には冗談を言い合って笑う関係も生まれた。

「入所した頃の自分と比べると、信じられないほど変わりました」と支援員との面談で話した時、「変わったのではなく、本来のあなたが出てきただけですよ」という返事が返ってきた。

180日の変化は、目に見える作業スキルの向上だけではなく、人との関わり方や自分自身への信頼の回復という、もっと大切なものだった。今では「自分にもできることがある」と心から思える。就労継続支援B型という場所が、私に必要な「小さな一歩」を踏み出す勇気をくれたのだと思う。

4. 工賃をもらって感じた「自分も役に立てる」という自信

就労継続支援B型に通い始めて3ヶ月が経った頃、初めての工賃日がやってきました。封筒を受け取った瞬間、胸の高鳴りを感じたことを今でも鮮明に覚えています。金額の多寡ではなく、自分の労働の対価として受け取る工賃には特別な意味がありました。

「これは私が頑張った証」

封を開けると、作業日数や時間に応じた工賃明細が入っていました。最初は少額でしたが、自分の力で稼いだお金という事実に、言葉では表せないほどの喜びを感じました。それまで「社会の負担になっている」という後ろめたさを常に抱えていた私にとって、この工賃は単なるお金以上の価値がありました。

施設では、利用者それぞれの障害特性や得意分野に合わせた作業を提供しています。私は手先が器用な方だったので、企業から委託された製品の組み立て作業を担当していました。最初は時間がかかっていた作業も、繰り返すうちにスピードが上がり、より多くの製品を完成させられるようになりました。

工賃は作業量や精度に応じて変わります。私は少しでも工賃を上げようと、集中力を高め、効率的な作業方法を模索しました。スタッフからのアドバイスを積極的に取り入れ、同じ作業をする仲間と協力することで、チーム全体の生産性向上にも貢献できました。

2回目、3回目と工賃をもらううちに、金額が少しずつ増えていくことに喜びを感じました。それは単に収入が増えたという経済的な喜びだけでなく、自分の成長や貢献が目に見える形で示されたことへの誇りでした。

工賃で買った小さなプレゼントを家族に渡したときの表情は忘れられません。「ありがとう」と言われた瞬間、社会の一員として認められた気がしました。それまで家族に頼ってばかりだった私が、初めて「与える側」になれた瞬間でした。

就労継続支援B型では、工賃向上の取り組みも活発に行われています。新しい作業の導入や、製品の品質向上、営業活動の強化など、施設全体で工賃アップを目指す姿勢があります。私たち利用者も「もっと良い製品を作りたい」「もっと効率よく作業したい」という意欲が自然と湧いてきました。

工賃日には施設内で小さな報告会があります。皆の前で「今月はこんな作業に取り組みました」と発表する機会があり、最初は緊張していましたが、次第に自分の成果を伝える喜びを知りました。他の利用者の頑張りを聞くことも、大きな刺激になります。

「自分にもできることがある」
「誰かの役に立てている」
「社会とつながっている」

こうした実感は、工賃という形になって私の手元に届きました。金額の大小ではなく、自分の労働が認められたという事実が、長年抱えていた自己肯定感の低さを少しずつ解消していったのです。

工賃を管理することで、お金の使い方や計画性も身につきました。施設では金銭管理のプログラムもあり、収支のバランスや貯蓄の大切さを学びました。将来的な自立に向けた重要なスキルを、実践を通して習得できる機会となっています。

今では工賃日が待ち遠しく感じます。それは単にお金がもらえるからではなく、自分の成長と貢献を実感できる特別な日だからです。就労継続支援B型での経験は、「自分も社会の役に立てる」という自信を育み、人生を前向きに歩む力をくれました。

5. 支援スタッフが教えてくれた「できること」の見つけ方

就労継続支援B型の施設に通い始めて3ヶ月が過ぎたとき、私は壁にぶつかっていました。作業の基本は覚えたものの、自分に何ができるのか、何が向いているのかがわからず、毎日モヤモヤとした気持ちで過ごしていました。そんなとき、担当の支援スタッフの田中さんが声をかけてくれたのです。

「できないことを数えるより、できることを見つけていこう」

この言葉がきっかけで、私の施設での日々は大きく変わりました。田中さんは私に「できること探しノート」の作成を提案してくれました。このノートには、日々の作業の中で「うまくいったこと」「楽しかったこと」「続けられたこと」を記録していきます。最初は「こんなことを書いていいの?」と思うような小さなことばかりでした。「10分間集中して作業ができた」「休憩時間に他の利用者と会話ができた」など。

田中さんは「できること」の見つけ方として、以下の3つのポイントを教えてくれました。

1. 比較するのは昨日の自分だけ
他の利用者と比べるのではなく、昨日の自分と今日の自分を比べる。少しでも変化があればそれは「できた」こと。

2. 小さな成功体験を大切にする
一日の中で、たった1分でも集中できた時間があれば、それは立派な成功。小さな成功の積み重ねが自信につながる。

3. 「まだできない」ではなく「まだ見つかっていない」と考える
できないことは、その人に合った方法がまだ見つかっていないだけ。違うアプローチを試してみる勇気を持つ。

この考え方を実践するために、施設では様々な作業を少しずつ試させてもらいました。事務作業、軽作業、創作活動、清掃など、多様な仕事に触れる中で、私は意外な「できること」に気づいたのです。それは、細かい作業の手順を図や絵で説明することでした。

私の書いた作業手順書が、他の利用者にもわかりやすいと評判になり、施設の作業マニュアル作りを任されるようになりました。この経験から、私は「視覚化する力」という自分の強みを発見できたのです。

田中さんはよく「誰にでも得意なことはある。それを見つけるのが私たちの仕事です」と言っていました。就労継続支援B型の素晴らしさは、この「できること探し」をプロのスタッフがサポートしてくれる点にあります。

もし今、自分に何ができるのかわからないと悩んでいる方がいたら、ぜひ就労継続支援B型施設を訪れてみてください。あなたの「できること」を一緒に見つける旅が、そこから始まるかもしれません。