
障がいがあると「働くこと」に不安を感じていませんか?私もそうでした。「自分にできることなんてあるのだろうか」「親がいなくなったら一人で生きていけるのだろうか」。そんな不安を抱えながら日々を過ごしていました。
でも、就労継続支援B型事業所に通い始めてからの私の生活は、想像以上に変わりました。特にパソコンスキルの習得は、私の可能性を大きく広げてくれたんです。
7iro(ナナイロ)のような障がい者グループホームと就労継続支援B型を組み合わせたサービスを利用することで、「住む場所」と「働く場所」の両方が確保でき、本当の意味での自立への一歩を踏み出せました。
この記事では、B型事業所でパソコンスキルを身につけたことで、私の生活や考え方がどう変わったのか、リアルな体験をお伝えします。障がいがある家族の将来に不安を感じている方、就労の可能性を探っている方に、少しでも希望が見えるきっかけになれば嬉しいです。
パソコン1台で広がった私の世界と、見つけた自信について、ぜひ読んでみてください。
障がいがあっても自分らしく働ける場所がある。B型事業所でのパソコン訓練が私の人生を変えました。以前は「働けない」「できない」という言葉に縛られていた毎日。しかし今では、自分のペースで働きながら収入を得られる喜びを知りました。
B型事業所「ハートフルワーク」に通い始めた頃は、マウス操作も満足にできませんでした。支援員の方が根気強く教えてくれたおかげで、今ではExcelでの表計算やWordでの文書作成、さらにはデータ入力の仕事も任されるようになりました。
特に大きかったのは、パソコンスキルが身につくことで選択肢が広がったこと。「在宅ワーク」という働き方が現実的な選択肢になったのです。体調に波がある私にとって、時間や場所に縛られない働き方ができることは、何よりの希望でした。
B型事業所での訓練は単なるスキルアップではありません。自分のペースで取り組める環境の中で、少しずつ自信を取り戻していく過程でもありました。できなかったことができるようになる喜び、それを認めてくれる仲間や支援員の存在が、私を前に進ませてくれました。
障がい者就労支援の現場では「ITスキル」が重視されています。なぜなら、パソコンスキルは身体的な制約があっても発揮できる能力だからです。全国各地のB型事業所でも、データ入力やホームページ制作など、IT関連の作業を取り入れるところが増えています。
私の場合、月に3万円ほどの工賃を得られるようになりました。決して大きな金額ではありませんが、自分の力で稼いだお金の価値は計り知れません。何より「社会の役に立っている」という実感が、何物にも代えがたいのです。
「障がい」と「就労」の間にある壁は、確かに高いかもしれません。しかし、B型事業所というステップがあることで、その壁を少しずつ乗り越えていくことができるのです。パソコンスキルという「武器」を手に入れた今、私の可能性は無限に広がっています。
B型事業所でのパソコン指導は、単なるスキル習得以上の意味を持っていました。最初はExcelの基本操作すらままならず、「私にはできない」という言葉が口癖になっていました。しかし指導員は一度も諦めることなく、私のペースに合わせた独自のテキストを作成してくれたのです。
小さな成功体験が自信につながりました。はじめは表の作成だけだったものが、関数を使った計算ができるようになり、最終的にはグラフ作成まで習得。「できない」が「できた」に変わる瞬間は、パソコンスキル以上の何かを私に与えてくれました。
NPO法人サポートセンターぽけっとのような事業所では、個々の障害特性に応じたステップアップ方式を採用しています。視覚的な教材を多用したり、繰り返し練習する時間を確保したりと、一人ひとりの学び方に寄り添った指導が行われているのです。
パソコンスキルの向上は就労の可能性を大きく広げました。データ入力や資料作成といった事務作業ができるようになり、在宅ワークという新たな選択肢も見えてきたのです。ある受講者は「これまでの人生で初めて、自分にも社会の役に立てることがあると実感できた」と語っています。
最も大きな変化は自己肯定感の向上でした。「できること」が増えるたびに、自分の可能性を信じられるようになったのです。福祉就労から一般就労へステップアップした方も少なくありません。パソコンスキルは単なる技術ではなく、自立への階段を一段ずつ上る手段となっているのです。
障害福祉サービスの就労継続支援B型事業所でパソコンスキルを身につけたことで、私の生活は劇的に変化しました。それまでは自分の障害と向き合いながら、限られた収入の中でやりくりする毎日でした。しかし、事業所でのパソコン訓練により、在宅ワークという新たな可能性が開かれたのです。
最初は単純なデータ入力の仕事から始まりました。時給は決して高くありませんでしたが、自宅で働ける喜びはそれを補って余りあるものでした。徐々にExcelの関数やWordの文書作成スキルを向上させることで、より専門的な業務を任されるようになり、収入も増えていきました。
特に転機となったのは、NPO法人「わーくさぽーと」で学んだウェブデザインの基礎知識です。HTMLとCSSの基本を習得したことで、小規模なウェブサイト制作の依頼を受けることができるようになりました。一つのプロジェクトで以前の月収と同等の報酬を得られるようになり、経済的な自信を取り戻せたのは大きな喜びでした。
パソコンスキルの向上は単なる収入増加だけではなく、日常生活の質も高めてくれました。オンラインショッピングで賢く買い物ができるようになり、家計管理アプリを使った支出の把握も可能になりました。また、障害者向けの各種支援制度の情報収集もスムーズになり、利用できるサービスの幅が広がりました。
さらに、クラウドソーシングサイトを通じて仕事を獲得する方法を学び、「ランサーズ」や「クラウドワークス」といったプラットフォームで継続的に仕事を得られるようになりました。時には納期に追われることもありますが、体調に合わせて働けるというフレキシビリティは、障害を抱える私にとって何物にも代えがたい価値があります。
B型事業所の「ステップアップ福祉作業所」では、パソコンスキルだけでなく、仕事の進め方や納期管理、クライアントとのコミュニケーション方法など、実践的なビジネススキルも教わりました。これらは在宅ワークを続けていく上で非常に重要な知識となっています。
今では月に数回、他の障害を持つ方々にパソコンの基礎を教える機会もいただいています。自分の経験を共有し、同じ悩みを持つ人の力になれることは、新たなやりがいとなっています。
パソコン1台から始まった変化は、単なる経済的自立だけでなく、社会とのつながりや自己肯定感の向上にもつながりました。B型事業所での学びが、私に本当の意味での自立を教えてくれたのだと心から感じています。
障害を持ちながら生きていく中で、「親亡き後」という言葉は重くのしかかります。支えてくれる家族がいなくなった後、自分はどうやって生きていけるのか。その不安は当事者だけでなく、家族全員が抱える課題です。私がB型事業所でパソコンスキルを身につけようと決めたのも、その不安と向き合うためでした。
B型事業所「ステップアップ」では、単なるパソコン操作ではなく、実務で使えるスキルを教えてくれます。エクセルでの表計算やワードでの文書作成、最近ではZoomでのオンライン会議の参加方法まで、社会で必要とされるスキルを一つひとつ丁寧に学べました。
最初はマウス操作すら難しかった私が、今では在宅ワークの依頼を受けるまでになりました。データ入力の仕事は時給換算すると一般就労より低いかもしれませんが、自分のペースで働ける安心感があります。体調が優れない日でも無理せず、調子が良い時にまとめて作業することで、収入を得ることができています。
パソコンスキルの習得は単なる技術獲得以上の意味がありました。「自分でできること」が増えるたび、将来への不安が少しずつ薄れていきます。親がいなくなっても、自分の力で生活できる可能性が広がったのです。
もちろん、完全な経済的自立は簡単ではありません。しかし、障害年金と組み合わせることで、グループホームでの生活維持が現実的な選択肢となりました。社会福祉協議会の金銭管理サポートを利用すれば、計画的な生活も可能です。
B型事業所での経験を通じて気づいたのは、「自立」とは必ずしも「すべてを一人でこなすこと」ではないということ。必要な支援を適切に受けながら、自分らしく生きていく道を選択すること。それこそが本当の意味での自立なのではないでしょうか。
親亡き後の不安は完全には消えませんが、一歩ずつ準備を進めることで、その不安と向き合う力が身についてきました。同じ悩みを持つ仲間との出会いも、大きな支えになっています。私たちは互いの成長を喜び合い、時に励まし合いながら、それぞれの自立を目指しています。
誰もが不安なく暮らせる社会への道はまだ遠いかもしれません。でも、一人ひとりが自分のできることを増やしていくことで、その道は確実に近づいてくると信じています。
障害があることで「一般就労は無理だ」と長い間自分に言い聞かせてきました。学校を卒業してからは家に引きこもる日々が続き、社会との繋がりが徐々に薄れていくことに不安を感じていました。そんな時、福祉の相談員から紹介されたのがB型事業所「ステップアップ」でのパソコンスキル習得プログラムでした。
最初は半信半疑でした。「私のようなパソコンスキルゼロの人間が何かできるのか」という疑問が頭をよぎりました。しかし、事業所のスタッフは根気強く基本的なパソコン操作から教えてくれました。タイピングの練習から始まり、ワード、エクセルの基礎、そしてデータ入力の実践と段階的にスキルを身につけることができたのです。
特に印象に残っているのは、エクセルで作成した家計簿が地域の小規模企業の経理担当者から「使いやすい」と評価されたことです。それまで「役に立たない」と思っていた自分のスキルが誰かの役に立つという経験は、私の自己評価を大きく変えました。
B型事業所での学びは単なるパソコンスキルにとどまりませんでした。締め切りのある作業を通じて時間管理の大切さを学び、チームでの共同作業では自分の役割を果たす責任感が育ちました。また、同じ悩みを持つ仲間との交流は、孤独感から解放される大きなきっかけになりました。
現在は、週3日、地元の会計事務所でデータ入力の仕事をさせていただいています。完全な一般就労ではないものの、自分のスキルで収入を得られるということがどれほど自信に繋がるか、言葉では表現できません。
「自立」とは必ずしも完全に一人で生きることではなく、自分の強みを活かして社会と繋がりを持つことだと気づかせてくれたB型事業所での経験は、私の人生の転機となりました。今では、障害があることを個性の一部として受け入れ、できることを少しずつ増やしていく喜びを知っています。
パソコンスキルの習得は、単なる技術の獲得以上の価値を私に与えてくれました。それは新しい自分との出会いであり、可能性への扉を開く鍵だったのです。

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