障がいがあっても、新しい可能性に出会えることがあります。私もその一人。B型事業所でパソコンと出会い、人生が大きく変わりました。最初は不安でいっぱいだった毎日が、今では自信に満ちた日々に変わっています。このブログでは、障がいを持つ私がB型事業所「レインボーワークスタジオ」でパソコンスキルを身につけ、自分の可能性を広げていった実体験をお伝えします。「できない」と思っていたことが「できる」に変わる喜び、新たな才能を発見する驚き、そして何より「働く」という誇りを手に入れた過程を赤裸々に綴っています。同じように悩んでいる方や、ご家族の方に少しでも希望を持っていただければと思います。グループホームでの生活と就労継続支援B型を利用した私の変化の物語、ぜひ読んでみてください。
障がいを抱えていると「できること」よりも「できないこと」に目が向けられがちです。私もそんな一人でした。障害者手帳を取得し、就労継続支援B型事業所に通い始めた当初は、将来への不安で胸がいっぱいでした。しかし、そのB型事業所でパソコンと出会ったことが、私の人生を大きく変えるきっかけとなったのです。
最初は電源の入れ方から始まり、マウス操作、キーボード入力と基本的なことから学びました。指の動きがうまくコントロールできず、何度も挫折しそうになりましたが、事業所のスタッフは根気強く寄り添ってくれました。
3ヶ月が経つ頃には基本的なWord操作ができるようになり、6ヶ月後にはExcelの関数も使えるようになりました。パソコンスキルが身につくにつれて、自分にもできることがあるという自信が芽生え始めました。障がいがあっても、工夫次第でできることはたくさんあるのだと実感したのです。
やがて事業所内で作成する広報物の担当を任されるようになり、さらにはホームページ制作の基礎も学ぶ機会がありました。パソコンスキルは私の可能性を広げてくれただけでなく、コミュニケーションの新しい窓口にもなりました。以前は対面での会話に苦手意識がありましたが、メールやチャットを通じてなら自分のペースで考えて表現できることに気づいたのです。
今では在宅ワークで収入を得られるようになり、生活の幅が大きく広がりました。データ入力や簡単なデザイン作業など、自分の体調と相談しながら働けることは、障がいを持つ私にとって何よりも心強いです。
B型事業所での経験から学んだのは、障がいは「個性」であり「限界」ではないということ。パソコンという道具を通して、自分らしい生き方や働き方を見つける可能性は誰にでも開かれています。「できない」と思い込む前に、まずは一歩踏み出してみる勇気が、新しい世界への扉を開くのだと実感しています。
B型事業所に通い始めて最初の頃は、自分に何ができるのか全く見当がつきませんでした。身体の障がいのため、長時間同じ姿勢でいることが難しく、できる作業に限りがあると思い込んでいたのです。
そんな私の転機となったのは、事業所に新しく導入されたパソコン教室でした。「一度チャレンジしてみませんか?」と支援員さんに声をかけられ、半信半疑で参加したことが全ての始まりです。
最初はWordの基本操作から。文字入力さえままならない状態でしたが、支援員さんが私の障がいに合わせたサポートをしてくれました。キーボードの配置を少し変えたり、補助具を使ったりと、細かな工夫で徐々に入力スピードが上がっていきました。
一ヶ月もすると、簡単な文書が作れるようになり、三ヶ月後にはExcelの基本操作も習得。データ入力の仕事を任されるようになると、「私にもできることがある」という自信が芽生え始めました。
特に大きな転機となったのは、PowerPointでのプレゼン資料作成です。元々色彩感覚には自信があった私は、スライドデザインが周囲から評価され、「センスがいいね」と言われることが増えました。障がいのことばかりに目が向いていた私が、初めて自分の才能に気づいた瞬間でした。
B型事業所では個人の進度に合わせたカリキュラムを組んでくれるため、自分のペースで学べたことも大きかったです。無理なく続けられる環境があったからこそ、諦めずに続けることができました。
パソコンスキルを磨くにつれ、事業所内での立場も変わっていきました。はじめは「サポートされる側」だった私が、今では新しく通い始めた利用者さんにExcelの使い方を教える場面もあります。人に教えることで、さらに理解が深まり、自信にもつながっています。
さらに嬉しかったのは、実際の仕事につながったことです。事業所に依頼される地域の広報誌の作成やチラシデザインなど、少しずつ担当する仕事の幅が広がりました。成果物が実際に使われるのを見ると、社会とつながっている実感が湧き、毎日の活力になります。
B型事業所での経験は、「できること」を増やしていく喜びを教えてくれました。障がいがあっても、適切な環境と支援があれば、新しい才能を開花させられるということを身をもって実感しています。パソコンスキルは私の可能性を広げてくれる、かけがえのない武器になりました。
B型事業所でパソコンを学び始めて3ヶ月が経ったころ、私の中で大きな変化が起こり始めました。それまで「障がいがあるから無理」と自分で制限をかけていたことに、少しずつ挑戦できるようになったのです。
最初は単純なワープロソフトの操作から始まり、徐々にExcelでの表計算、そしてPowerPointでのプレゼン資料作成まで学習の幅を広げていきました。支援員さんは私のペースに合わせて丁寧に教えてくれ、「できない」ことを責めるのではなく、「どうすればできるか」を一緒に考えてくれました。
特に大きく変わったのは日常生活です。それまでスマホでしか情報を得ていなかった私が、パソコンを使って様々な情報を収集・整理できるようになりました。障がい者向けの福祉サービスの情報を自分で調べたり、興味のある分野の知識を深めたりと、世界が広がっていくのを感じました。
また、事業所内で行われる行事の案内ポスターを作る係になったことも大きな転機でした。自分の作ったものが皆の役に立ち、「見やすい」「分かりやすい」と評価されることで、自己肯定感が高まっていきました。
将来設計も変わりました。パソコンスキルが身につくにつれて、「在宅ワークができるかも」「事務職に挑戦できるかも」という可能性が見えてきたのです。実際に、事業所の紹介で週に1回、地元の会社のデータ入力作業を請け負うようになりました。それは小さな一歩かもしれませんが、私にとっては大きな一歩でした。
障がいがあることで「できないこと」は確かにあります。しかし、B型事業所でのパソコン学習を通じて、「工夫すればできること」がたくさんあることに気づきました。支援員さんの「まずはやってみよう」という言葉に背中を押されながら、少しずつ自分の可能性を広げています。
「できない」から「できる」への転換は、単にスキルの問題だけではありませんでした。自分自身への信頼を取り戻し、周囲の支援を素直に受け入れることの大切さも学びました。パソコン一台から始まった変化は、私の人生観そのものを変えつつあります。
障がいを抱えていると、「自分には働く場所がない」と思い込んでしまうことがあります。私も長い間そう考えていました。しかし、B型事業所でパソコンスキルを身につけたことで、その考えが大きく変わりました。
しかし、支援員の方々は決して急かすことなく、私のペースに合わせて指導してくれました。「できない」ことを責めるのではなく、「できたこと」を一つひとつ認めてくれる環境が、私の自信につながりました。
3ヶ月が経った頃、Wordでの文書作成ができるようになりました。事業所内の行事案内や、月間予定表を任されるようになり、初めて「自分の仕事」という感覚を味わいました。誰かの役に立っている実感が、これまで感じたことのない充実感をもたらしてくれたのです。
さらに半年が経つと、Excelの基本操作もマスターし、簡単な表計算ができるようになりました。事業所内の作業実績の集計を手伝うようになり、支援員さんから「助かります」と言われた時は、心から嬉しかったです。
「できない」から「できる」に変わる喜びは、障がいの有無に関係なく、人を成長させる大きな力になります。私の場合、パソコンスキルという具体的な「できること」が増えていったことで、自己肯定感が高まりました。
B型事業所での経験を通じて学んだのは、「働く」ということは単にお金を得ることではなく、社会とつながり、誰かの役に立つことの喜びだということです。パソコンというツールは、私のような障がい者にとって、社会参加の大きな武器になりえます。
現在は、地域の企業から依頼されるデータ入力の仕事も請け負えるようになりました。月に数日ですが、在宅ワークの機会も得られるようになり、収入面でも少しずつ安定してきています。
障がいがあっても、自分のペースで学び、成長できる場所は必ずあります。諦めずに一歩を踏み出してみてください。B型事業所のような支援施設は、あなたの「できる」を見つけ、伸ばしてくれる場所です。パソコンスキルは、その可能性を大きく広げてくれるでしょう。
B型事業所でパソコンスキルを習得したことは、私の生活を大きく変えました。障がいを持つ身として、以前は人とのコミュニケーションに大きな壁を感じていましたが、デジタルスキルの獲得によってその壁が少しずつ崩れていったのです。
最初は単純なワード操作から始まり、エクセルでの表計算、そしてインターネットの活用方法まで、一つひとつのスキルを身につけるたびに世界が広がっていきました。特に大きな転機となったのは、SNSの使い方を学んだときです。Facebookやインスタグラムを通じて、同じ障がいを持つ仲間たちとつながることができました。お互いの経験や悩みを共有し、励まし合える関係が築けたのです。
また、B型事業所では定期的にパソコンを使った共同プロジェクトが実施されています。チラシ作りやポスターデザイン、時には地域の情報誌の編集にも参加させてもらいました。そこで培った技術は私の自信となり、「誰かの役に立てている」という実感が日々の生きがいになっています。
パソコンスキルの向上は就労の可能性も広げてくれました。在宅ワークという選択肢が現実的になり、自分のペースで働けるテレワークの仕事に挑戦することができたのです。障がいによる物理的な制約を感じることなく、自分の能力を発揮できる場所が見つかりました。
B型事業所の支援員さんたちの存在も大きかったです。技術的なサポートだけでなく、時には厳しく、時には優しく背中を押してくれました。「できない」ではなく「どうすればできるか」を一緒に考えてくれる姿勢に、何度も救われました。
今では月に一度、同じ事業所の利用者向けにパソコン初心者講座の講師を務めています。自分が学んだことを誰かに教える立場になるとは思ってもみませんでした。生徒さんが新しいスキルを身につけて喜ぶ姿を見るたびに、教えることの喜びを感じています。
パソコンという道具は、私にとって単なる機械ではなく、人とつながるための大切な架け橋となりました。障がいがあっても、適切な環境と支援があれば可能性は無限に広がることを、身をもって実感しています。これからも新しい技術を学び続け、さらに多くの人とのつながりを大切にしていきたいと思います。
あなたの選ぶ 社会へのかけ橋
障がいを持つ方と社会をつなぐ“かけ橋”となり、一般社会の中で活躍するための継続的な支援を実施しています。